沼に落ちて。

ほぼ100%宝塚

東宝1789新人公演を観ました②

①と③はこちら。
東宝1789新人公演を観ました① - 沼に落ちて。

新人公演レポ続き。
基本あーさアングルで固定なのでその辺りご了承下さい。
あーさの話は長くなるので独立させますwww


  • 出演者それぞれ雑感(続き)
◆ 叶羽時  オランプ・デュ・ピュジェ(本役:早乙女わかば/海乃美月)
アントワネットの大きな見せ場のひとつである、冒頭ギャンブルの華やかなルーレットと「全てを賭けて」のナンバーが丸々カットされていたので、比重としてよりヒロインぽかったと思う。
お衣装はわかばと海ちゃん、どちらのだったのかな。
普通に上手だったと思います。

◆ 輝月ゆうま  ラザール・ペイロール(本役:星条海斗)
1789を月組で上演するにあたって、本公演ならマギー、新公ならまゆぽん以外にこの役をやれる人が思い浮かばない、そんなペイロール伯爵。
完全なる悪役、本公演同様背が高く迫力があるので超似合ってた。ムチさばきが絵になりすぎて、ロナン見てなかったです←
ロナンの代わりに踏まれたい。

役づくりでいうと、本公演マギーさんの方が熱量高く、パワーが溢れているかなーと。まゆぽんのペイロールは静かに冷酷。たぶん知らないうちに逆鱗に触れてしまってるタイプ。
マギーさんのパワーが凄すぎて、まゆぽんなんか弱い?と思ってしまった。や、マギーさんに並ぶ熱量は新公メンバーじゃ誰も出せないだろうけど。まゆぽんも同じく熱血系ペイロールでつくってくれば、マギーさんとまではいかなくてももっとパワー溢れる感じだったかなあ。
拷問シーンのお歌はまゆぽんをしても難しいのかもしれない。丁寧に歌ってるのが伝わってきた。

後半、国王の命を受けてルイ15世広場の民衆を蹴散らすシーンの最後(発砲シーン)は、本公演だと兵士が民衆に銃口向けた状態で暗転するんだけど、新公は兵士も民衆もみんな捌けて(次の早替わりのためか)、ステージ中央にまゆぽんひとりでキメて暗転でした。あれは痺れた。超格好良かったよまゆぽん!!

ペイロール以外だと、パレロワイヤルで乞食をやっていたり、大聖堂の牧師?(赤いお衣装)のアルバイトをしていたかな。事前にムラ新公の情報でアルバイトしていることは知ってたけれど、それにしても目立つわwww牧師様あまりお顔見えないと思うんだけど、喋るとすぐ分かるもんね。

球技場で後ろのセリ上がりからロベスピエールたちを見下ろすシーンや、最後の「悲しみの報い」ではあさまゆが隣同士でオペラに入って「ふぉぉぉwwww」ってなりました。95期で宮廷側悪役やってくれてありがとうございますありがとうございます。

◆ 蓮つかさ  マクシミリアン・ロベスピエール(本役:珠城りょう)
遠くない未来、というか少なくとも95期が新公卒業したら主演は堅いと個人的に思っているこのちゃん。
声がいいです。元々市民ミュージカルやってたと思いますが、そのおかげかお歌も上手いしセリフが劇場空間によく通る。今回本公演で初セリフ(監獄のロナンに「自白してないのに死なれたら困るからな」という兵士です)だったはずですが、あそこは毎回このちゃんの声を聞くお時間です。

素顔は可愛いですし、PUCK新公のラリーくんも可愛く演じてましたけど、このちゃんの本領発揮はルパン新公のドナルド・ドースンや今回のロベスピエールのような、「どこか冷たさを孕んだ役」だと思ってるので似合っていると思いましたね。

「サイラモナムール」のロベスピエールソロ、「行く手にそびえ立つ  壁を打ち砕こう」が低音ハスキーな声でありながらしっかりと出ておりイケメンすぎて震えた。
球技場のボディパも、本役たま様と同じとはいかなかったかもしれないけれど、しっかり踏みしめており迫力ありました。

ありロナンが拷問を受けてるシーンでやたらキレキレの兵士がいると思ったら、このちゃんでしたね(アルバイト)。さすが本公演で毎回やっているだけある。
たま様のお衣装がどう見てもブカブカなのが可愛くてたまらなかった。うんうん、仕方ないよ、たま様だものwww

◆ 夢奈瑠音  カミーユ・デムーラン(本役:凪七瑠海)
革命家3人のうちの1人。
るねくんカミーユ、「世界を我らに」の最初の低音部分は難しいのかな、カチャも元々声は低い方でないからなあ…と思っていたけれど、それでもカチャの方が声量ありますね。みんなの真ん中で歌う訴求力みたいなものはあったので、これからに期待。
サイラモナムールのリュシルとの「今宵一夜」的ポーズは初々しさが伝わってきて微笑ましくなったw

◆ 春海ゆう ジョルジュ・ジャック・ダントン(本役:沙央くらま)
革命家3人のうちの1人。
本役コマさんと比べて極端に歌が弱かった印象で、ちょっと残念だったかな。コマさん声太くて低くて、声量あるんだなって改めて認識したというか。パレロワイヤルの民衆の、力強くも明るい空気は歌い出しのダントンが重要なんですね。

娼婦になったソレーヌと、「俺の妹だ」というロナンとの一連のやりとりはしっかり笑いとってました。

◆ その他
・輝生かなで(フェルゼン)
99期生、PUCK新公のピッコロ(本役:朝美絢)に引き続き今回はフェルゼン(本役:暁千星)をと、グイグイ来てる印象。歌もセリフも難はなかったかな。

・佳城葵(ルイ16世)
可愛い。めちゃくちゃ可愛い国王陛下。
本役美城さんの国王陛下もどこか可愛くて憎めなくてついオペラで追ってしまうんですけど、かしろくんのルイ16世は更に輪をかけて可愛い……
幼くして王位について、ずっと周りの大人の助言に従いそのまま大人になったような、気が優しくてよくも悪くも影響受けちゃうんだろうなーと思った(注・史実は知りません)。
私が摂政になって後見にあたりたいと思ってしまった………

・楓ゆき(ソレーヌ・マズリエ)
あのほんわか可愛いたんちゃんが!あんな娼婦に…!!という衝撃。夜のパレロワイヤルのケバいメイクしてても美人は美人でした。

・蒼瀬侑季(ジャック・ネッケル)
お芝居上手なんだろうなーと思いました。大変申し訳ないのですが、出番がほぼアルトワ伯と丸かぶりしていたので、お顔は見られず、声(セリフ)のみの印象なんだけれど、そこに本役のるうくんがいるのかと思うくらい、トーンも間も掴んでいた感じ。

・茜小夏(ヨランド・ドゥ・ポリニャック)
ちょっと!!お歌上手だなんて知らなかったんですけど!!
観劇中は誰か分からず。パレロワイヤル導入部のソロ、本役すーさんが凄いからどうなるかと思いきや、堂々歌い上げてビックリした。
可愛くて歌えるのに普段なかなか出てこないとか、月娘役の人材の豊富さハンパない。

・蒼真せれん(ミシェル/デュ・ピジェ中尉)
月組本で「98期、ありちゃん以外にもこんなイケメンいるのかー、ほー」となり注目していた子。お顔立ちは本役ゆうきくんとカリ様を足して2で割った感じ(個人の感想です)。
170cmを超える身長にイケメンなので、印刷所の場面で踊るのも映える。

ピジェ中尉、本役がナガさんということもあり、あの年数を積まなきゃ出せないお父さん感(声)は難しいよねー、と思っていたけれど、「何故だ!?」とか、予想以上にナガさんのニュアンスをしっかり掴んだセリフ回しで感心した。

デムーランがリュシルとキスするシーン(銀橋)は、隣のからんちゃん役の子とふざけてチューしてて吹いたwwwww

・秘密警察3人
アルトワ伯と出番が(ry



いつの間にか3000字超えたのでまた次回☆〜(ゝ。∂)