沼に落ちて。

ほぼ100%宝塚

雪組・るろうに剣心を観ました

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(大劇場ロビー内のお花。サッカーボールがついてるようにしか私には見えない←)

さてさて年末以来の更新となりました。
恐ろしいことに最終的に2X回も観てしまった月組の舞音/GJの感想を書きなぐったまま放置しておいて何なのですが、遠征の帰路がてら、この週末に遠征して観た雪組るろうに剣心の感想でも書こうかなと。

2/27(土) 15:30 1階前方センター
2/28(日) 11:00 2階後方センター


  • 原作や映画版など
原作は先日ジャンプ公式サイトで期間限定で1-4巻まで公開されていたものを読み、映画版はテレビでオンエアされたうちの1作目をサラッと。
それくらいの知識で観劇しました。

  • ざっくりとした印象
和物でもイケコはイケコだな、と思いました。舞台装置の派手さ、盆の使い方。幕末から明治への遷移期にあった東京の街並みなんかも、パネルに映し出す(もしくはプロジェクター?)映像で臨場感あって見応えあり。
時代が時代ということもあって洋服を着た人間も多くいますし、コテコテの日本物らしさを求めて観ると「こんなはずでは」となるかも?まあ原作をなんとなくでも知っていれば、もしくは知らなくても「元々漫画の話だからなー」って思って観ればオッケーだと思います。

  • 殺陣
「アクションロマネスク」でしたっけ、冠言葉。その通りでした。和物アクション。殺陣がすごい。とにかくすごい。殺陣に関して宝塚の中でも特に鍛え上げられている雪組でも、ここまでやるのは相当大変だったのでは。
ところどころ、「これ女性がやってるんだもんなー…すごいな…」って冷静に考えるレベル。
原作が原作だけに、それに近付けようと演者も稽古を重ね、演出も頑張って工夫したと思う。刀を振る音、刃がぶつかり合う音だけでも、いつもの日本物よりずっと沢山効果音が当てられていて、種類も多い(なおこの効果音を合わせるスタッフは、専門家というわけではないがそれ担当の方がいて稽古場から音当てをしていくとのこと by央雅光希さんお茶会)。
竹林で斬り合うシーンは竹も切り倒される舞台機構になっていて驚きました。どうなってるんだ、あれ……

  • 音楽
全体的にキャッチー。アップテンポで遊び心のある歌詞だったり、打ち込みとか電子音とか。アニソンってわけじゃないけど、漫画原作だね!という感じ。

  • 好きな場面など
順を追って。

<第一幕>

◆第一場
冒頭から専科おふたり登場。そして殺陣。竹が切り倒れる舞台装置。
◆第ニ場
島原。太夫たちの煌びやかさが楽しい。
◆第三場
とりあえずクズ男の加納惣三郎が逃げます。その加納を追う斎藤一の「身内の恥は身内で消す」という捨て台詞。
◆第四場
ここの官軍と新撰組の群舞がもうとにかくカッコイイです。
盆回りと中央せり上がりを駆使して見事な美しさ。2階から全体を眺めたい。
赤い獅子のような被り物をした人物(がおり)は、てっきり赤報隊だと連想したのだけど、そういうわけではないらしい。
◆第五場A・B・C
まなはるとあすくんメインの歌から始まる楽しい場面。観客もこの時代背景に詳しい人ばかりではないということを踏まえて?、「明治維新とはこういうもの」というのを楽しくふたりが解説!陸蒸気(蒸気機関車)の絵も後ろに出るし、中学生とかは歌覚えたらテストで答えられるんじゃないでしょうか??www
前の場面で男役が出払ってるので、ここは娘役さんが沢山出ますw
警官チームの動きもコミカルながらこの時代の警官(通称「おいこら」)を表してて面白い。
◆第六場
比留間組のシーン。カリ様の歌ソロ有!カリ様、前作・星逢一夜の悪童といい今回といい、本当に柄悪い役がお似合いで…w
このシーンで下手端の方にいる辛子色の半纏を羽織っているのが縣千くんです(突然の縣くん情報)。
◆第七場B
「神谷活心流」とはなんぞや、を歌に乗せて薫が解説。この時の門下生にきんぐがいるあたり、めっちゃ強そうなんですけど。さすが神谷活心流←
◆第八場
阿片患者の演技が迫真すぎてビビる。何を参考にしたのかちょっと気になるくらいにはこわい。
◆第十場
ちぎ@剣心が銀橋で歌いながら過去回想。ひとこ@剣心の影がひたすらカッコいいターン。そして個人的にはスーパー縣@清里タイム。セリフ普通に喋ってひとこに斬りかかり、そして「死ねない、死にたくない…!」と執念の一太刀を浴びせる役。ええ、ガヤ芝居の中の一言二言じゃあありません。こわい、何なのこの子。  ※縣くんは研1です
◆第十一場
明治東京のアイドル・牛鍋屋「赤べこ」(違う)。前のシーンの重暗から一転、とにかく軽快で可愛い。
左之助登場で歌舞伎のように自己紹介をしてから、そのまま歌舞伎の形式で?剣心と対決。
なぎしょ@観柳から「行列に割り込め!」と言われて向かったのに、赤べこの可愛い女の子に囲まれると「あ、そっか並ぼうかなあw」と言わんばかりに顔が緩むがおり@比留間伍兵衛が面白かったwww
◆第十三場
噂のアイドルユニット・御庭番衆のシーン←
かなとくん@蒼紫の二刀流捌きが素晴らしい。側転?を進化させたようなアクロバットで下手に登場するのはカリ様@般若です。腕が赤いしましま。
◆第十四場B
本舞台上手袖から入ったり出たりする御庭番衆(面装着)のポーズが一回一回違うのがツボ(そこかい)
◆第十五場
ジェラール山下こと加納惣三郎の洋館。
幕が上がった時、下手側にいる従僕ふたりは諏訪くんと縣くんです。
ここはとにかく人が多くて色んなことをあっちこっちで展開してるらしく、全然把握出来てません。目が足りない。



長くなったし新幹線も降りなきゃなので←、ここで一旦区切りましょう。続きは気が向いたら……書くかもしれないw(あてにならない)