沼に落ちて。

ほぼ100%宝塚

A-ENを回顧する -ARTHUR ver.- ②

A-ENを回顧する -ARTHUR ver.- ① - 沼に落ちて。

保健室前までで5000字超えましたけど、めげずに続き、いきたいと思います。もはや最後まで書ききれるのか。そこが問題。


f:id:riiz:20151004180758j:image

(終演後食べに行ったドーナツ。たぶんあそこのミスドの売上は一時的に増えたと思われる)


ヴァイオラがアーサーに空手技を食らわせ、「痛ってぇ…なんだよこの展開」で暗転すると、保健室の場面に。
そこにいるのはジョー先生(輝城みつる)とミランダ先生(花陽みら)。このジョー先生の!!ビジュアルが!!もうこの上なく気持ち悪くwww薄紫色上下のスーツに瓶底のような黒縁メガネをかけ、頭はオレンジ系の茶髪をセンターで綺麗に分けて、早い話が毛量の多い狩野英孝みたいなwww

ジョー先生の指?に嫌々絆創膏を貼り付け、「ハイ終わりました」と言うや否や数歩離れて顔を背けるミランダ先生。

ジョー「◯◯の劇場で友人が働いていまして…最前列のチケットが取れたんですよ…ミランダ先生良かったらご一緒に…」
ミランダ「生憎ですが、他をあたって頂いた方が」
ジョー「お忙しいんですか?お仕事終わるまで校門で待ってます。首をながーくして…」
ミランダ「生理的に無理なんです!!」
ジョー「生理的に無理?私が?よく言われます」(客席:よく言われんのかよwww)
ミランダ「違うんです、ジョー先生だけでなくて男性全般が!高校時代、汗臭いアメフト部の男子に追い回されて以来、男性恐怖症に…!」
ジョー「そんなこと言うなよ!!ミランダ!!!」突然豹変するジョー先生。
そしてこのセリフきっかけにBGMは昭和のメロドラみたいな気怠いサックス?になり、 「フハハハ……フハハハハ…!!」と高笑いをしながらミランダ先生を(保健室の)ベッドに追い詰め抱き締めようと?ベッドに倒れこんだ瞬間にミランダはヒラリとかわし、肘をベッドに思い切り打つジョー。
そこにマイルズの「すいませーーん!」でアーサー&マイルズ&ヴァイオラ登場。

ヴァイオラ「み、右手……」
下手にある椅子に座り、ミランダ先生の手当てを受けるアーサー。
ミランダ先生の手当(湿布を貼る)を見ながらベッド上の座る位置をジワジワとミランダ先生寄りにするジョーwwww
ヴァイオラ「い、いくらですか…!」
ミランダ「タダよ、ここ保健室だもの」
ヴァイオラ「よかった…」

手当のくだりで「大丈夫ッス」っていうアーサーくんナチュラルに高校生男子。
「冷てッ」と言うアーサーくんを見てわざとらしく手首を押さえ「イタタタタタ」とやるジョー先生に対し、ミランダ先生「そこの青い箱に絆創膏入ってますから、ご自由にやって下さい」「……はい」

ミランダ「(ヴァイオラに対し)優しいのね、保健委員?」
アーサー「違うんです、コイツに怪我させられたんです」「加害者が被害者に付き添うのは当然なんです」「(もう被害者を見届けましたし帰ります、と言うヴァイオラに対し)あ?今日はお前が俺を家まで送ってくれるんじゃあ、ないの?」(〜るんじゃあ、ないの?の言い方ね。じゃないの?ではないんです)「俺今、メッッチャ怒ってんだからな……嘘だよ」

はいドSアーサー、ツンデレのツン部分全開ありがとうございます。


もうたまらないですね。


「いい加減にしないと職員会議で問題にしますよ!!」とジョー先生にピシャリと言い渡すミランダ先生、「邪魔者は去ります!」と嘆きながら出て行くジョー先生。直後階段から落ちる音がして、掃除のおばちゃん(蒼瀬侑季)が呼びにくる。「あー面倒臭いったらありゃしない!」と言い残して捌けるミランダ先生と、「次の授業あるから」と捌けるマイルズ。

アーサー「まぁ、いいから座れって」
帰ろうとするヴァイオラ、お腹がグーッと鳴る。「ほら、これ」と言ってドーナツを取り出すアーサー、それを見て一瞬駆け寄ろうとして踏みとどまり、でも結局駆け寄ってぶんどってモグモグ食べるヴァイオラwwww
アーサー「ちなみにそれ、バイト先の昨日の売れ残りだから」むせるヴァイオラ。「大丈夫だよ、腐ってねぇから」「マジウケんなwww」

ここから「プロムに出てみないか?」という口説き落としが開始。
ヴァイオラ「さっきから気になってたんですけど、お前お前ってそれ私のことですか?」「…そうだよ?」「プロムってあれですよね、高校生がバイト代の全てを注ぎ込んで無理して着飾って、夜通し踊りまくる結婚式の劣化版ですよね」「その認識大分歪んでるけどな」

ヴァイオラ「空手は家がスラムの奥にあるので護身用に両親が習わせて」「家は貧乏だし……」「イタイ奴って昔からハブられてきたので、そういう学校行事には極力参加しないようにしてるんです。体育祭は雨が降ればいいのに、合唱コンクールも講堂が壊れていればいいのにって思い続けてきました」「面白ェなw」

ヴァイオラの話を聞くアーサー。この時の顔が純粋に好奇心に満ちているというか、悪気のなさそうな顔で「ウケるw」とか言ってる辺りが本気でリア充なんだろうなーーって感じだった。

「ていうかさっきから聞いてればウケるとか面白いとか、初対面なのになんでそんなこと言われなきゃいけないんですか!?そうやってあなたも私のこと馬鹿にするんですね!!!!!」
徐々にヒートアップし、しまいにはキレて泣き出すヴァイオラ。涙を拭うために外されるメガネ。

その顔を見たアーサー、「マジかよ…!?」と思わず立ち上がる。超ベタですが「メガネを外した顔が思いの外可愛かった」パターンです。
アーサー「お前そのままでいいわけ!?高校生活最後なんだぞ!」「18年間こんな感じで生きてきたので今更変わりません!!」「それはお前が決めることじゃない!!」

そこから「お礼に被害者は加害者をレッスンする。これ世の中の鉄則だから」という超理論をドヤ顔で繰り出し、「そんな鉄則知りませんし、訳分からないんですけど」というヴァイオラににじり寄り、「つまりどういうことかって言うと…こういうこと!」と壁ドン。

「お前は俺にレッスンされることに決まったから」

顔、超近い。
「お前は/俺に/レッスンされることに/決まったから」の文節ごとに顔というか顎動かしながらどんどん近付くような感じでしたね。
ヴァイオラ「何この人、怖い」…ごもっともでございます。
「失礼します」と帰ろうとするヴァイオラ。その腕を掴み、

「ダ〜メ、行かせない」

顎クイしながら

「俺は強引な男だ」 

そしてそこからベットに腰掛けながら(保健室ですからね!)「♪メガネを外したお前は案外可愛い」「そのこと知ってるのは世界で俺だけ」と歌い始め、保健室内を移動し棚に肘をかけたりしながら歌い続け、最終的には「今日からメガネ禁止、ね?」でヴァイオラのメガネを取り上げ、小首傾げていたずらっぽくヴァイオラの顔を覗き込むヴァイオラが最初嫌々ながらも了承したとみると、その瞬間に微笑んで「よし、じゃあ返してあげる」と言わんばかりの顔と返すような仕草を見せ……ここで暗転。

「♪そのこと知ってるのはーーー」
「♪世界で…俺〜だーけーーー」
の最後伸ばす部分、その直前の音から急にハイトーンになるズルさな!!!ギャップひどい。しかもそれを綺麗に響かせてしまうあーさ本当にズルい。

「歌も歌えるのは知ってたけど、こんなに聞かせられるんかい……知らなかったわ………」と失礼ながらも認識改めた次第です。

美形だけど、美形なだけじゃないんです!!
って声を大にして言いたいと思ってたんですが、この公演を観た方は割と「ビジュアルだけじゃないんだ」って言ってるような気が。百聞は一見にしかず。



さて、保健室までがようやく終わりましたね。
保健室だけで約3000字……終わる前にスカステでの放送があるに違いないwwww